漫画やアニメを盛り上げるには悪役の存在が欠かせませんよね。
魅力的な悪役は時に主人公陣よりもカッコよく見えることもあります。
少年ジャンプの大人気漫画「ONE PIECE」も数多くの悪役が話を盛り上げています。
私は毎週ジャンプを読み、単行本も現在発売されている101巻まで読んでいます。
その中から最も魅力的なセリフを言った悪役ベスト5を選んだので紹介します。
悪役の名言ベスト5
単行本101巻と数多くのキャラクターが登場したワンピース。
主人公のルフィ達も多くの敵と戦ってきました。
そんな悪のカリスマ達が残していったカッコいいセリフや心に染みるセリフまで様々な角度でランク付けしました。
前提として、1キャラクター1回のみランクインさせています。
でないと名言製造機と呼ばれる黒ひげやドフラミンゴで埋まりそうなので(笑)。
第5位 ハンニャバル
「何を… 貴様らシャバで悪名上げただけの……… “海賊” に “謀反人” ………!!!
何が兄貴を助けるだ!! 社会のゴミが奇麗事ぬかすな!!! 貴様らが海へ出て存在するだけで…!!!
庶民は愛する者を失う恐怖で夜も眠れない!!!」「か弱き人々にご安心頂く為に、凶悪な犯罪者達を閉じ込めておく、ここは地獄の大砦!!!それが破れちゃ、この世は恐怖のどん底じゃろうがィ!!!出さんと言ったら一歩も出さん!!」
ONE PIECE 56巻
長いですが、インペルダウンで登場した副署長(頂上戦争前)ハンニャバルのセリフ。
捕まった兄のエースを助けるため、世界一の大監獄インペルダウンに侵入するルフィ。
そこで捕まっていた囚人たちを大量に逃がし、脱獄を試みたルフィに向けていった言葉です。

ワンピースはルフィの物語なので、読者からするとルフィ達が「良い人」、マゼランやハンニャバルなど監獄を管理する職員は「悪い人」と思いがちです。
しかし、ワンピースの世界は、ルフィ達は海賊なので「悪」、それを捕まえる人は「善」です。
確かに現実でも刑務所から囚人が大量に脱獄した!
なんてことになったら恐すぎて外も歩けないですよね。
正論を言ったハンニャバル、そして何が正義で悪なのか、考えさせれるシーンなので5位に選びました。
ちなみにこの直後に黒ひげが登場し、
「やめときな、正義だ悪だと口にするのは!! この世の何処を探しても答えはねェだろくだらねぇ!!!」
と言ってハンニャバルは倒されます。
正義や悪の基準は人によって違うということですね。
第4位 ドン・クリーク
「弱ェと言われてとりみだす奴ァ 自分で弱ェと認めてる証拠だ」
ONE PIECE 6巻
超序盤に登場した敵「ドン・クリーク」

かつて50隻の海賊船を率いてグランドラインに入った海賊艦隊の首領
当時は、グランドラインに行った というだけで大物感が出てましたね。
東の海では最強と言われてましたが、ルフィに「一番人数が多かっただけじゃねぇのか?」と言われ、怒ったクリークの部下はルフィに向かっていきます。
しかし、このクリークの言葉で部下たちは一斉に止まります。
クリークの強者の風格が伺えますね。
ルフィとクリークの正論のぶつかり合いがとても良かったので4位にランクイン。
第3位 クロコダイル
「理想ってのは実力が伴う者のみ口にできる現実だ…!!」
ONE PIECE 22巻
ルフィを苦しめた敵の一人、王下七武海「サー・クロコダイル」

国を守ろうと必死なビビを捉えて放ったセリフ。
当時はとても悪い奴だったので、嫌いな人も多いのではないでしょうか。
理想を叶えるためには、それに伴う実力が必要という現実を突きつけられますね。
悪役にしか出せないとても深いセリフですね。
大人になって改めて読むと、ものすごく共感するはずです。
第2位 ドフラミンゴ
「勝者だけが正義だ!!!!」
ONE PIECE 57巻
ワンピース1の悪のカリスマ、ドフラミンゴ。
頂上戦争で白ひげと海軍が衝突している最中に突如言った言葉

世間では海賊は悪、海軍が正義という認識ですが、この戦争に勝った方が正義を語れると言いたかったのでしょう。
ワンピースでは正義の価値観が所々で語られます。
その一つであるドフラミンゴの正義について語ったこのセリフは現実においても言えることですね。
過去の歴史上、戦争に勝った国が法律を作ったり領土を獲ったりしてるので、勝った国の国民からしたら自分たちが正義だと認識をします。
一方で、敗けた国は、勝った国を悪だと認識するでしょう。
世の中の核心を突いたような発言、敵ながらカッコよかったですね。
第5位で紹介したハンニャバルに向けて言った黒ひげのセリフにも通ずるものがあります。
第1位 “黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ
「人の夢は終わらねぇ!!!」
ONE PIECE 24巻
ワンピースの裏の主人公とも言われる黒ひげ「マーシャル・D・ティーチ」の名言

空島はあると信じてるルフィ達を嘲笑うベラミーたち。
その様子を見ていたであろう黒ひげが外に出てきたルフィ達に言ったこのセリフ。
今後ワンピースを読み進めていくと何度も思い出すことと思います。
いくつもの海賊たちが海へと旅立ったのもこの“夢”があったからこそ。
どんな時代にも夢があるから人は前へ突き進んでいく。
そういった前向きな考えを思い出させるようなセリフですね。
まさか悪役がこんなカッコいいこと言うなんて…
この頃は、まだ悪い奴だと思ってなかった読者も多いはず。
この後、海賊としてどんどん成り上がっていった黒ひげにピッタリなセリフでした。
まとめ
様々な悪役が登場したワンピースですが、時に主人公陣よりも目立って魅力的なセリフを放ってます。
他にも魅力的なキャラクターや名言も多いので
103巻(2022年8月時点)と長い物語ですが、ぜひ読んでみて下さい。
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