個性豊かなキャラクターが多い呪術廻戦
その中でも常識を持った大人の七海建人(ナナミン)に憧れを抱く方は多いのではないでしょうか。
彼は呪術高専を卒業後、一般企業へと就職し、再び呪術界に戻って来た、という異例の経歴があります。
そんな彼の言葉や行動は、多くのサラリーマンの心に響いたことでしょう。
脱サラした人間ならではの言動が多数あるので、今回はナナミンの名言を解説していきます。
ナナミンの名言
会社員として働いている方であれば、ナナミンの数多くのセリフに共感したのではないでしょうか。
そんな社畜の心に突き刺さる名言を順番に紹介します。
労働はクソ
「私が高専で学び気づいたことは呪術師はクソということです。そして一般企業で働き気づいたことは労働はクソということです」「同じクソならより適性のある方を」

「労働はクソ」という言葉に毎日働き詰めの会社員の方は、共感したのではないでしょうか。
ナナミンは呪術高専卒業後、呪術師にはならず、一般企業(証券会社)に入社します。
しかし働いてみて、「労働はクソ」ということを思い知った。
呪術界と一般企業どちらも経験した結果、どちらもクソだったけど、
より自分に適性のある呪術師になった。
消去法で人生を決めているのがネガティブな印象になりますが、逆にリアルで親近感が持てます。
二つ以上の職種の経験のある社会人なら、ナナミンの職業選択の方法が理解できるのではないでしょうか。
自分が経験した中で、より適した仕事を選ぶ
この判断は転職が当たり前の時代になってきた世の中でとても重要になってきます。
少年漫画なのに現実味のある言動は、ナナミンが人気の理由の一つです。
何がなんでも18時にはあがります
「今日は10時から働いているので何がなんでも18時にはあがります」

仕事はきっちり定時で終わらせたいタイプのナナミンが強力な呪霊「真人」との戦い中のセリフ。
定時までになんとしても終わらせたい、ならばどうするか?
そういう考えが世の中の会社にもっと広まれば残業が減るのに、と思いました(笑)。
その後、時間外労働となったナナミンの呪力は一気に上がり、戦いは終わり。
定時を過ぎてもダラダラと仕事をして、残業代を稼ぐなんてことをしてる会社も多いのではないでしょうか。
ナナミンのように定時過ぎたら本気を出して一気に仕事を終わらせる。
そんな人が会社にいればみんなの残業時間は減りそうですね。
そもそも定時の前から本気を出してほしいのですが...。
小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです
「君はいくつか死線を超えてきた でもそれで大人になったわけじゃない
枕元の抜け毛が増えていたり お気に入りの総菜パンがコンビニから姿を消したり
そういう小さな絶望の積み重ねが 人を大人にするのです」

主人公の虎杖悠仁に向けて言ったセリフ。
社会に出ると様々な経験をするので、自然と大人になっていくかのように思いますが、ナナミンの自論は違うようです。
抜け毛が増えた、お気に入りのパンがなくなったなど
日常で起こる小さな絶望により人は大人になっていくと彼は言います。
確かに人は絶望を乗り越え成長していくもの。
社会に出ると仕事でミスをしたり、ストレスで体に不調が出たり
と様々な面で絶望することが増えてきます。
ナナミンはそういったことを乗り越えて大人になったのですね。
高校生の虎杖には、まだ言葉の意味が分からないかもしれませんが、社会人として何年も働いてきた社畜なら共感すると思います。
それにしても、27歳で絶望するほどの抜け毛が出たのは、相当なストレスだったのでは?笑
仕事とプライベートの区別
ナナミンは仕事に私情は持ち込まず、プライベートとの区別をはっきりさせたいタイプです。
呪術廻戦/芥見下々/集英社
この仕事に対する姿勢を現実でやると、冷たい目で見られる会社もあるかもしれません。
特にアットホームな社風を謳ってる会社とか・・・。
最近は仕事とプライベートを完全に分ける人が増えてきている世の中なので、ナナミンの姿勢に憧れる人も多いのではないでしょうか。
呪霊にされた人間を見ても情は移さなかったナナミンですが
渋谷事変では、後輩の伊地知さんが呪詛師にやられたと知ると怒りを表に出して戦いました。
そういった一面のある人は、後輩から慕われる傾向にあります。
定時で帰る
真人との戦いで、18時にあがると宣言していました。
そのことからナナミンはいつも残業はしないで定時帰宅をしていたのでしょう。
前職がブラックだったみたいなので、転職したら残業は絶対したくないと思っていたのかもしれません。
実際に『残業が嫌だから転職をした』という人も多いですよね。
この「何がなんでも定時にあがる」という姿勢は全てのサラリーマンに見習ってほしいです。
呪術廻戦は時間がない社会人にこそオススメ
呪術廻戦は物語がもちろん面白いですが
このようにサラリーマン事情を話すキャラクターもいるので、
毎日仕事で疲れている社会人にこそ読んでみて欲しい作品となっています。

読むとナナミンのセリフが全サラリーマンの心に響くことでしょう。
社会の闇を思わせるセリフが多く、理想の上司と言える人も多いです。
27歳にして社会に絶望してしまったナナミン、でも大人でカッコいい!
彼の勇姿を見て、これからの仕事に対する姿勢を考えましょう。
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